スピリチュアルな(心の)成熟度とは

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

未来を創る「心の成熟度」

私の心にとても響いた言葉があります。
中森じゅあんさんという方の講演で聞いた言葉なのですが、

(「スピリチュアル」という言葉は、幅広い意味があるので、心の、魂の、霊的な、精神的な、など何でも自分の好きな言葉に置き換えて捉えて下さいネ)

『スピリチュアルの成熟度とは、何かが起こった時に、それを「どう捉えるか」だけである』

この言葉は、私の心の奥底まで、すーっと深く染み込みました。

たしかに、人生何が起こったとしても、全てには光と影、陰と陽の部分があります。

人生を振り返って、自分が成長したり、学びが多かった経験をあげてもらうと、みんな大抵苦しかったり辛かった部分のある経験をあげます。ただラクで楽しいだけの経験を挙げる人はいません。

人は、嬉しかった経験は意外とすぐ忘れて思い出さないのに、辛かった経験をよく覚えているのは、傷ついただけではなく、そこから多くを気付き、学ぶからかもしれません。

だからこそ、スピリチャルの成熟度が高い人は、その部分をよく理解して、すばやく切り替え、「学びや気付きになるまでの時間」を短くし、全ての中にある光の面を見ていこうとします。
(それがいきなり完璧にできるという意味ではなく、それを意識して日々実践し続けた結果、段々できるようになってくるという意味です)

それが常に実践できるようになったとき、全ての出来事の光の側面がどんどん浮き上がるようになってくるのかもしれません。

そして、これはひとりの人生だけに言えることではなくて、人の集合体としての国で見ると、
「国の成熟度と(その国の)未来の関係」はもっと明確で分かりやすいなと感じます。

例えば、現在深刻になってきた地球温暖化問題。その問題の、どの側面をどう捉えているか、光の側面を見るか影の側面を見ているかは、現在、その国々(人々)によって大差があります。

急激な温暖化で、50年以内に海面が5~6メートル上がってくる可能性がみえてきている現在、EUは、この事実を後ろ向きではなく、今後の経済チャンスだと捉えて積極的に目標を決め、積極的に新しい製品の開発と試験と販売を進めています。
もちろん商品の開発は、実際最初は大変なことも多いと思いますが、数十年後(もしくは十数年後?)世界が慌てた時には、環境問題に先駆けて挑戦し、取り組んだEU製品は飛ぶように売れるようになるでしょう(^-^)

ドイツの環境相が、EU国内で
「経済と環境が共存できることを、EUが示さなければ、他の国にはできないだろう」
とスピーチしていました。

一瞬傲慢に見えるかもしれませんが、これは、自国の利益を優先して戦争をしかけるようなリーダーシップとは異なり、未来に向けて「経済と地球の共存」を先駆けて目指そうという、誇り高い挑戦のリーダーシップだなぁと思うのです。

日本だって技術力があるのですから、本当であれば、真っ先に「技術大国、日本こそが!」と世界に向けてメッセージを送れたなら、すごく格好良かった気がしますネ(^-^)
(それをできるだけの技術力も実力も、絶対にあるはずですから)

でも反対に、同じ温暖化問題の「陰」の部分にフォーカスして、これを不都合と捉えて見ないふりを続ける国もあります。
「俺達は、他の国が沈もうが、経済に悪影響をもたらす(側面を信じている)し、今の生活を変えたくないから、あえて不都合な現実は見ない」

『今起こっている(+と-の側面を含む)現実・出来事を、どう捉えて生きるか』

同じ出来事の、悪影響部分だけを見ているか、良い影響へと変えていける部分を見て動いていくのか?
つまり、それぞれの国の「スピリチュアルな心の成熟度」によって、それぞれの国の未来が10年後、20年後、大きく変わっていることは確実です。

一人一人の人生も全く同じ原理。

良い事は誰でも喜べますが、一見ネガティブ(に見える)事が起こった時。

いつもの「無理だよ」「信じられない」「やっぱり」「どうせ・・」を一旦脇において、
10分でもいいので
『このピンチを、チャンスだと100%思い込んで、現状をみてみる時間』
を作ってみるとみると、
未来が光へと変わる速度は、もっと早くなるのではないでしょうか(^-^)


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