ヒプノセラピーには、大きく分けて退行療法と呼ばれる過去の影響を解放していくアプローチと、イメージ療法と呼ばれる現在から未来へ向けたイメージ活用アプローチがあります。ヒプノーティスでのイメージ療法は、目標やゴールが明確な場合とそうでない場合で、それぞれの状況に合わせた手法を取り入れています。
多くの場合、現在の言動や価値観は(意識的にも無意識的にも)過去に基づいた反応をしています。 今の自分に影響を与えている原因に気付き、その影響やパターンから解き放たれるプロセスをサポートするのが、退行療法(年齢退行療法・前世療法)です。
退行療法はもともと年齢退行療法が主でしたが、世界各国の医師より、原因となる記憶として退行した際に、前世を思い出す事例が多く報告され、それも症状改善に役立つとの報告がされています。退行療法をした際、結果的に前世にいってしまった場合、(年齢退行療法ではなく)前世療法と呼びます。
- 理由も分からない恐怖や不安があるケース
- 自分の思考や行動パターンの原因と本気で向き合いたい方
- 過去のトラウマの原因や影響を癒したい、乗り越えたい、解放したい方
催眠療法への理解を深めて頂き、セッションへの不安や疑問を取り除きます。
ご質問や気になる事などあれば、なんでもご遠慮なくお伝え下さい。
今回の課題や状況を伺いながら、セラピーの目的を話し合います。
そしてどのようなアプローチが適切か、一緒に相談していきます。
その方の課題や問題に応じた、退行療法を行います。少しづつリラックスして頂き、ゆっくりと催眠に入って、原因となった場面に戻って行きます。
カウンセリングやセラピーを振り返りながら、自分の中に起こった変化や気付きを話しあうことで、セラピーで得たものや感じた事を理解していきます。
パートセラピー(Part Therapy)は、何かの事象について、自分の中にいる相反するふたりの自分、例えば「~したい自分」(心)と「~できないと思う自分」(頭)等が、自分の中で対立してせめぎ合い、考えても考えても分からない場合、悶々として決着がつかず悩んでいる場合に有効なアプローチです。
自分の中に存在する「相反するふたりの自分」が、統合されて行く中で、今後の方向性・自分のあり方を見出します。
パートセラピーには、複数種類があり(対話型パートセラピー、コア・トランスフォーメーション、アートリフレーミング等)、当日ご本人と相談の上、最適な手法を選びます。
頭(理性)で考えすぎて、逆に本当の自分が分からなくなってしまう現代人に合うセラピーと言えます。
- 頭で考えても考えても、悶々として、結論が出ずに困っている方
- 頭で考えれば考える程、本当の自分から遠ざかっているように感じる方
- 相反する(自分の中の)ふたりの自分を統合して、納得した人生選択をしたい方
- ライフキャリア(仕事や結婚等)の選択において、本当に望む方向性を見出したい方
※退行療法で過去を解放した後の方が、効果がある場合もございます。
※方向性を見出す為に、複数回セラピーが必要な場合もございます。
ゴール・イメージ・フォーカシング・テクニック(GIFT)は、スポーツ選手などが行うイメージトレーニングと同じ原理を利用した技法。セラピストのサポートにより、潜在意識に、あなたの理想や目標とする自分を、より具体的に、体感的に刷り込んでしっかり根付かせるアプローチです。
また、必要な方には、原因となる場面に慣れていくサポートをするイメージ形成技法(系統的脱感作法)を行うことも可能です。
- 予期不安や恐怖症、心配性、あがり症などの改善を本気でしたい方
- 自分の理想へ向かう中で、専門的かつ継続的なサポートが欲しい方
- 目標や理想とする姿に向けて、ご自身でも努力する気持ちがある方
3ヶ月~半年程(1~1.5ヶ月に1回程度)通いながら、心境や環境に合わせた内容にすることで、最も効果があがります。
※目標設定の高さ、現在の環境、宿題を継続して行うかどうかで、効果が出るまでの期間に、個人差がございます。
※心の中に不安や恐怖、悩みやモヤモヤがある場合、退行療法やパートセラピーで、それを取り除いた後に行うほうが効果がございます。
フューチャー・イメージ・テクニック(FIT)は、漠然と未来のイメージはあるけど具体的になっていない方、今後の人生の選択をなかなか選ぶことが出来なくて迷っている方、自分の価値観を見つめなおしたい方等に向いています。
但し、初心者にはやや難しい部分もあり、退行療法や他のセラピーを受けて頂いた後のほうがより効果的なため、基本的には受療2回目以降の方を対象としています。
- 今後の方向性について自分の心(潜在意識)の本音を知りたい方
- 現在の自分や将来に漠然とした不安を持ち、将来に向けたヒントが欲しい方
- 自分は何を大切にして生きていけば良いか、ヒントが欲しい方