衝撃の機内放送、あなたならどうする?

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

これは実話です。R君が、最近ニュージーランドから日本へ帰る飛行機の中で、衝撃の機内放送を聞いたそうです。それは、なんと

「本日の昼食はサーモンのソテーとチキンカツからお選びに なれます。なお、どちらにも蕎麦がつくのですが、一部、そばつゆと間違えてとんかつソースを持ってきてしまいました。 当機は現在南太平洋上空を飛行中であり、取りに帰ることは できません。乗客のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。」

というもの。

いや~、日本国内では、決して流れ無さそうな機内放送です。

さて、あなたは今すごく空腹で、この機内放送の後、飛行機の中で、ごはんを待つ身になったとします。

そばつゆで蕎麦を食べる事になるのか、蕎麦にトンカツソースがついてきてしまうのか、ロシアンルーレットのように分からない状態で、前からやってくるごはんをじっと見つめているアナタ。

そんな時、あなたはどんな気分で、何を考えるのでしょうか?

まずは、一瞬目を閉じて、ちょっと考えてみてください・・・。

自分なら、どんな気持ちになっているか?

そして「その時、自分がなっているだろう気持ちを感じたら」下へ読み進んで下さい。(まだ分からない人は、今、少しだけ目を閉じて気持ちを感じてみてください。)

いま、あなたはどんな気持ちでしょう?

人それぞれの、無意識な待ち方。

これって、色々な人に聞いて見ると、実はすごく人それぞれで面白かったのですが、ここにすごく生き方や感じ方の癖が出ると思います。

そもそも、蕎麦にトンカツソースなんて、日本人なら「まじ?」「ありえない」と思っても仕方ありません。

しかし、どうなるか分からない中で待つ事になってしまった。

ここで、あなたが「あ~どうしよう、もしトンカツソースだったら最悪なんだけど」「あの人は、まだそばつゆかな?私の頃は、もうトンカツソースなのでは・・・」と思って待っている派なら、日常でも、どうなるか分からない時、いつも悪いほうの結果を予想し、心配しながら無意識に時間を過ごしている思考パターンである可能性大。

ところが、人によってはこういう人もいます。
「ぷぷぷ、これは面白い状況になってしまったぞ」「これってブログや日記に書けるかも」「もしトンカツソースがきたら来たで、これは笑えるネタになるのでは?」と思ってワクワク待っている人もいます。
こういう人は、どうなるか分からない時、その状況のプラスの面に目を向けて、この状況をどう利用するか考えている人です。

そして、自分の所に、幸運にもそばつゆが来たら・・・

心配していた人は、ストレスフルで心配な時間を本来であれば過ごさなくても良かったのに過ごしてしまったことになり、

楽しく待っている人は、待つ時間を楽しめた上に、そばつゆが来るというダブルでラッキー&ハッピーな時間となります。

そして、そばつゆでなく、なんとトンカツソースが来てしまったら・・・!!

悪い予想ばかりしていた心配性の人は「あ~、やっぱりツイてない」「なんでこうなるんだろう」「もう少し前の席に座っていれば・・」と、無いものを想い、

楽しみ症の人は「そばとトンカツソースって食べてみたら、意外とあったりして?もしあわなくても、超マズかったというネタとして、それはそれで話のネタとしてオイシイかも♪」と思って、一口くらいチャレンジしていたりするのです。

つまり、トンカツソースが来てショックを受ける人と、「ついに来てしまったわね♪それならば・・」とその状況を料理する人。

同じ問題に直面していても、どこを見て、どう待つかという癖によって、人生の多くの時間が左右されます。

また、同じ結果に出くわしても、その解釈の仕方で、同じ出来事が、全く違う出来事として経験されます。

「この前、NZ航空が最悪で、そばつゆでなくトンカツソースがきて、結局お蕎麦も食べれなくって・・」という不愉快で、悲惨な話になるか、

「この前、NZ航空の機内放送が最高に面白くて、それでトンカツソースが来て蕎麦を食べてみたら・・♪」という超面白い話になるか、

それは、自分の腕次第。

目の前の出来事は中立。あなたはいつでもその解釈を料理できます。

もし何か衝撃が走ったら、心配になったら・・この事を思い出してみてください。

すると、心配な時間が、ワクワクする楽しい時間に変わるかもしれません(^-^)


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