潜在意識を味方にする心のマネジメントとは?

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

潜在意識が、あなたのために本気で働いてくれるかどうか?

私が日々、多くの人に会う中で、

潜在意識が自分の為に動いてくれている人、と
潜在意識が、自分の為にあまり働かなくなっていっている人

が、いるなぁと思うのですが、

自分の意識や心のマネジメントと、会社の経営マネジメントは、
非常に似たところがあるのです。

「顕在意識と潜在意識」を、「会社」に例えて説明してみます。

海に浮かぶ、意識の氷山(※意識の氷山について、初めて聞く方は「ヒプノセラピーとは?」のページの図解を、一度ご覧下さい)

を、会社の構造として、

「海面から上に出ている1割の顕在意識=経営幹部」

「海面下の9割である潜在意識=現場を動かす社員」

としてみましょう。

経営幹部(顕在意識)は全体の損得について常に考えていて、それをもとに下に指示を出します。

社員(潜在意識)は、経営幹部など上司の指示のもと、動き回っていき、実際の現場を一番理解し日々リアルに感じている人達です。

現代人の顕在意識(上司)の多くは、部下(潜在意識)が日々感じている事をほとんど無視していて、聞き取っていません。

(※ここからは、分かりやすくするために、顕在意識を上司と呼び、潜在意識を部下と呼んでみます)

そのため上司の指示は、現場が感じている事とかけ離れている事が多く、部下はイライラすることが増えてきます。

さらに、潜在意識(部下)を混乱させるのは、方向性が煮えきらず不安定であること。

優柔不断な上司に「このプロジェクトAの方向性で進めて下さい」といわれて、それにむけて必死で頑張っていたあなた。それなのに、翌週には「やっぱり、Bの方向性にして」といわれ、先週が無駄になった・・と思いながらも、自分を言い聞かせて頑張っていたら、なんと、その一週間後にはまたひっくり返り・・・。
当然それでは仕事の結果も出ませんので、部下のあなたは、褒められる事も評価も昇進もあるはずがなく、なんだか自信もなくなりながら、コロコロ変わる方針に右往左往し続ける。

あなたが部下で、この状態に延々と振り回され続けたなら、どうでしょう?

結果も出ない中で、不満と疑念と不信で一杯になったあなたは、

「あいつの言葉は信用できない」「いい加減にして」「もう言う事を聞きたくない」
と思うはずです。

それが、部下、つまり潜在意識の本音なのです。

疑念で一杯になった潜在意識(部下)は、顕在意識(上司)の言う事を実現するために、働かなくなってきます。

上司は上司で、その部下を「言う事を聞かなく扱いづらい」「何を考えているのか分からない」と思っていたりします。

多くの現代人の顕在意識と潜在意識は、この、「上手く行っていない会社の中」のような状態に陥っています。

現場を知らない上に、マネジメント下手な上層部(顕在意識)、
ストレスが溜まりパフォーマンスとやる気が落ちる社員(潜在意識)

こんな感じになると、当然ながら社員はあまり言うことを聞かなくなります。上司も上司で、苦しいばかりです。

逆に、素晴らしい上司に恵まれたりすると、部下も、実力を存分に発揮して、予想以上の成果を出してしまったりします。

現場の意見をヒアリングし、的確な方向性を一緒に考えつつ指示やフィードバックをすれば、社員も会社もパワーアップ!
目標達成にグングン近づきます。

だからこそ、定期的に自分の心の声を聞く事は、とても大切だと思うのです。

会社も、現場の声をよくよく聞いて活かせれば、そんなにおかしくなることはありません。
(まずはその時間をとることが最初の一歩!全然時間をとって無い人は、ぜひその時間をとってくださいね)

そういう意味で、催眠療法は、そこを手助けしていくツールのひとつです。

そして、欲を言うと、さらに上司が上手いマネジメント能力があると最高ですよね!
尊敬できる良い上司が上にきた時の、みなぎるやる気といったら☆

じゃあ、具体的にはどうやってマネジメントしたら?
という部分は、語るとすごく長くなりますので、個人セッションでも、セミナーでも、いままでお伝えしきれていませんでしたが、ワークショップで、初めてもっと踏み込んでお伝えすることにしました。
(詳細は、セミナー・ワークショップのページにありますので)ご興味ある方はご覧下さいね。

多くの方の、心のマネジメント改善に役立つといいなと思っています(^-^)


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