ワイス博士4000人の事例「人は死後どうなるのか」

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アメリカでも地位のあった精神科医が、催眠療法の中で実際に起こった事例を書いた「前世療法」「魂の伴侶(ソウルメイト)」は、200万部を越える世界的ベストセラーに。

そんなわけですから、世界的に有名であるブライアン・ワイス博士のプロフェッショナルトレーニング(inテキサス)は、とても国際的な雰囲気。世界各国からから多くの人が参加していました。

そのトレーニングコースの最終日に聞き、印象に残った言葉を今日は皆さんとシェアしたいと思います(^-^)

それは、ワイス博士の著書 Only Love is Real(日本では書籍名「魂の伴侶」で翻訳されました)の、タイトルを決めた時の話です。

ワイス博士は、20年以上も催眠療法をしてきて、個人の施療だけでも4000人以上に及ぶそうです。

「しかしながら、前世や中間生を経験する人はいても、不思議なことに、今まで一人たりとも(前世療法の中で)死後、地獄の世界に行った人がいないのです。これは非常に興味深いことです」

とワイス博士は話し始めました。

精神科医の4000人以上という豊富な臨床経験の中で、前世が本当かどうかを脇においても、一人も地獄をイメージしたり体験した人がいないというのは、ひとつの貴重なデータです。

小さい頃から、地獄について何らか聞かされている私達ですから、もし、顕在意識で死後を想像させられれば、その中で地獄の想像をする人は、かなりの確率で存在するでしょう。

でも潜在意識の中では、4000分の1の確率でも存在しないという事実を目の当たりにして、私は胸を打たれました。これは統計的に考えれば、これはものすごい確率だと。

「ただ、こういうことが一度あったのです」

とワイス博士が続けました。

「ある日、ひとりのクライアントが(前世療法の中で)死後の世界に行くと、
彼は私にこう言いました。

[目の前で、火が燃え盛り、DEVIL(日本で言うなら、鬼)がいます。私はどうやら地獄にいるようです]と。

私は、これは非常に珍しい事例だと思いながら見守っていました。

地獄で呆然とする彼は、その後こう言い始めました。

[今、地獄にいる自分の目の前に、イエスが現れました]

そしてイエスは、優しい穏やかな顔で彼を見つめてこう言ったそうです。

『This is illusion. Only Love is Real』

こう言うと、イエスは、彼を光の中へと連れていったのです。

つまり彼が行くべき所は、光の中であり、この地獄は実は彼のillusion(幻想)だと彼は知ることになったのです」と。

こうして、ワイス博士は、このメッセージに強く感銘を受けて、本のタイトルを
『Only Love is Real』にしたいと強く希望した経緯があったそうです。

この話を聞いて、私は胸の中にジーンと温かいものを感じました。

そして、よく考えれば、これは死後に限った話ではないなと感じました。

私達は、日常の中でも、ついつい自分のネガティブな illusion (妄想や幻想)に捕われて、自らどんどん地獄のような世界を心の中に作り出してしまっている時があるように思います。

もしそんな時があったら、今回の話を想い出して、自分にそしてあなたに、この言葉を贈りたいと思います。

『This is illusion. Only Love is Real』


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