素敵な「NO」になる魔法の言葉

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

昨日私は、夫や友達と、おそばを食べていたのですが、

私が夫に「トロロいる?」と聞いたら、夫が「いらない」と答えました。

これはどこにでも見る普通の会話なのですが、その時に、そこにいた友達Y君が素敵な話をしてくれました。

「実は、うちの奥さんの実家では、こういう「いらない」っていう時の後に『ありがとう』と言うように親に躾けられたんだって。」

彼も初めて聞いた時「へ~、そういう言い方があるんだ」と思ったそう。それは、良い言い方だな~と思って、それ以来、このYくん夫婦の中では

「お茶のむ?」
「いらない。ありがと(^-^)」

と言うようになったのだそう。
既に10年以上仲良く続いている(彼らの)パートナーシップの裏には、やっぱり工夫や秘訣あり!と思った私。

あなたが、パートナーに「お茶飲む?」と聞いた時

彼が、ただ「いらない」
といった時と
彼が、「いらない、でも、ありがと(^-^)」
といってくれたのでは、

同じ内容のやりとりでも、こちらが受け取る心の暖かさが違うような気がします。

それは、一度『あなたが気遣ってくれた気持ちを受け止めましたよのサイン』。
そして、それに対しては感謝を示してくれたからだと思います。

要らないものは「いらない」「いけない」「食べない」と言うけれども、相手が自分を想ってくれた行為にはいつも「ありがとう」を言う。

これって、とても当たり前だけど、言われないと気付かない気もします。

例えば、普通の親子の会話は
親「ねえ、これ飲む?」
子「いらない」(下手したら、何も言わず首を振るだけ)
の家がほとんどではないでしょうか。

これが
親「これ飲む?」
子「いらない。ありがと(^-^)」
だったら、どうでしょうか。

そういえば、英語では、No, thank you!といいます。
「結構です。ありがとう」そういう意味でセットになっていたんだなと今頃気付きました。

※ちなみに日本人は、英語でもウェイターさんなどに「NO」だけ言ってしまうケースが多いらしいのですが、英語的に少し失礼な響きになっている事もあるようです。

Y君の奥様の家は、日本人の家庭ですが、NOにありがとうをつける事を、奥様のご両親が実行しているからこそ、子供にもそうやって教えているのでしょうね。
これは、日本語で使ってもハートウォーミング☆

何か誘ってもらっても、それに行けない時は、
「その日は仕事でいけないの。でも、(誘ってくれて)ありがとう(^-^)」

食べ物が食べる?と勧めてくれたアイスクリームを食べない時は
「あ、私はいらない。でもありがと(^-^)」

そういうと、お互いに気持ちがいい気がします。

無理はせず、自然体でNOの時はNOと伝えるけれども、相手が自分を想ってくれた行為に感謝を伝えていく。

お茶をいれてもらったら「ありがとう」、何かとってもらったら「ありがとう」という所までは、当たり前になっていた我が家でしたが、NOで、さらに絆を深めるコミュニケーションがあったなんて、素敵なグッドニュースでした。

というわけで、桧良手家に、またひとつ素敵な文化が誕生!

みなさんも、もし気に入ったら、ぜひ使ってみて下さい(^-^)


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