夫が、数日前に東京の街中でこんな風景をみたそうです。
中国から日本に来ている方々が、(日本からの地震への)義援金や援助隊のお礼として何かしたいと、東京の街中でゴミ拾いをしていたそうです。
できる事で感謝を示したいとの彼らの心に、夫も、なんだか心温まる思いだったといって、帰宅しました
大地震は大変なことだけど、それによって、相手の本当の姿がふと見えたりします。
国と国との関係も、人間関係と同じなのだと感じます。
どんな人にも様々な側面があるのに、うっかりそれを忘れて、 国や人を、ある一面から見ただけで
「あの人はおかしい」「信じられない!」
と、 判断してしまいがちな私たち。
中国への(チベット問題等に)批判が強まると、そこだけ見て中国を好きとか嫌いとか、そういうことにもなりやすいですね。
でも、地震援助をしてくれている日本に自分達で出来る感謝を少しでも表したいと、東京でゴミを拾い集めているのも、また中国の人達であり、その中にある素晴らしい価値観や文化を感じ取ることができます。
日本人(自分)が、逆の立場なら、海外で同じ事をするでしょうか?
そう思うと、各文化の中にある、表現の仕方や文化の違いを感じますが
これをすれば素晴らしく、これをしなければ駄目ということはない。
どの国も、多面的に見れば、絶対に素晴らしいところがあって、憎めないところがあって、でも時々、大きな欠点もある。
本当に人間みたいです。
海外に住んだことがある私は、日本人も暖かいホスピタリティ、謙虚さ、和の心など、とても素晴らしい文化の国だと思っています。
相手をどうこう言うのではなくて、大らかに多面的に見ていける関係。
それが平和への第一歩なのだと思います。
世界中の人々がそうやって理解しあい、助け合い、感謝しあい、愛し合って、仲良くなっていけたらいいなと思っています。