前回コラムで、↓「動機」と「結果」の法則~天職が見つかる人・見つからない人~
https://www.hypnotice.jp/index.php?action_column=true&column_id=83
について書いたところ
「自分の天職が未だにわかっていない自分がいることに、改めて気づきました」
というような反応を、色々な人から頂きました。(ご連絡くださった皆様、ありがとうございます!)
実際、そういう人はとても多いと思います。
昔は私も、なにが天職か全然分かっていませんでした。
「この仕事が天職だと思うわ~」と迷い無く言える人を見て「すごいな~」と憧れつつ、どこかで「(仕事って大変なものなのに)そんなことってありえるの?」と思っていました。(そんなこと思っているから、そういう仕事をやることになったのだと、後から分かったのですが)
そもそも、天職を探求したことがあるという人は、どれくらいいるのでしょう?
天職(自分が本当の喜びを持ってできる事)を真剣に探求したことが無ければ、それが手に入るはずはありません。
たとえば、ある日「気付いたらアメリカにいたんです!」ということはありませんよね?(もしあったら、アブナイです)
アメリカに行こうと思ってアメリカに来たわけです。
人生も同じ。
「求めよ、さらば与えられん」という言葉がありますが、
天職(自分が本当の喜びを持ってできる事)を本気で求めなければ、天職にたどり着かない。
それがノーマルだと思います。
天職だって、捜し求める中で、だんだん近づいていくもの。
私が思うに、天職というのは、仕事(職業名)じゃなくて、要素だと思います。
それに気付いていない人は、仕事(職業)で考えるから、ますます混乱しているように感じます。
この世の中に「この職業になれば、私は絶対幸せになる」という唯一絶対のものがあるのでしょうか?
多くの方々と話してきた結果、私はそう思いません。
誰でも、日々の生活の中で、自分が楽しい要素、あると嬉しい要素、ワクワクする要素、お金をもらわなくても無意識にやってしまう好きな要素、があると思います。
それの要素がたくさん入っていれば、それがその人の天職(ライフワーク)。
さらに、それで生活していくのか(生活費を稼ぐのか)、プライベートで充実させていくのか?は、その人の選択次第です。
自分に向いている要素を、仕事にすれば幸せなのか、そうしないほうが楽しいのか?そういう判断もあります。
それに、たとえそれがいますぐ収入に繋がらなくても、すごく大好きでやっていれば、好きが高じて、結果的に収入になってしまう人もたくさんいます。これぞ、好きこそ、ものの上手なれ。
収入になってもならなくても、楽しい要素・ワクワクする要素・好きな要素・ついついやりたい要素というのは、人生にあったほうが絶対にハッピー。
それは誰しもがうなづくことです。
それを、仕事と限定して枠を作って考えることで、今の&過去の自分の仕事に入っていない要素を、全て見落としてしまうのです。
だから、要素は、仕事の中だけでなく、人生全体を見て探していくことが大切です。
そして、その「好きな要素」を明確にさせて、それが多いほうへ、多いほうへと、人生の舟を漕いでいけば、行き着く先には、もっとハッピーで心豊かな場所が待っているはずです。
天職というのは、昨日と同じ日々を延々送っていては、見つかりません。
そして、考えているだけでも、見つかりません。
考えているだけで、いきなりアメリカに到着するはずがないのと同じです。
人生を変えるのは、昨日と違う「ちょっとした行動」。
それも「その要素」へと向かう「ちょっとした行動」。
その「積み重ね」が、その人を天職(自分が本当の喜びを持ってできる事)へと導くのだと思います。
「その要素」×「ちょっとした行動」×「積み重ね」=>天職
もし天職を求めるのであれば、いつか天職に必ず近づきます。
もし2010年を、天職(自分が本当の喜びを持ってできる事)に繋がる一年にしたいなら、
その「好きな要素」を自分で認識して、それが多いほうへ、多いほうへと、人生の舟を漕いで、そんな行動を積み重ねる2010年にしていきましょう。
その行き着く先には、もっと光り輝く自分が待っているはずです。(^-^)