「褒めて伸ばす」の落とし穴!子供を褒めて活かす親、殺す親

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

最近、「人は褒めて伸ばそう」という話は、色々な所でよく聞きますよね。

確かに、「褒める事」は、仕事でも、パートナーシップでも、育児でも、よく聞く「良い方法」として紹介されています。

しかし、褒めることで、本当に人を活かせるのでしょうか?
子供は伸びるのでしょうか?パートナーは変わるのでしょうか?
あなたはどう思いますか?

ちなみに「褒める事」は、私が多くの年齢退行事例から見る限り

親が良かれと思って子供によくやる事で、逆効果や悪影響・トラウマになりやすい意外な事トップ5

の中のひとつです。(大人の間でも、もしかしたらそうかもしれません)

「どう考えても良さそうにみえる、そして、いかにも害のなさそうな、褒める事」

だからこそ、そこに大きな盲点があるのです。

それでは、褒める事の落とし穴や危険性とは何なのでしょうか?

それは、褒める事がきっかけになって「いい子でいなければ・・」という良い子の呪縛にはまってしまう子(人)が、意外と多いということです。

「いい子でいなければ、褒められない(怒られたり否定される)。だから、本当の気持ちは抑えて、我慢して、褒められる事をしていた・・・でも、本当は・・・(いっぱい涙)」

というような、涙がたくさん出て出て仕方がないケースを、私は年齢退行療法でたくさんみてきました。

そして、一旦この「良い子の呪縛」にはまると、これは永遠に適用されてしまいます。

大人になっても、この「いい子でいなければ」「失敗しないように(怒られないように)頑張らないと」
というような、子供時代の無意識の呪縛からなかなか抜け出せないのです。

そうすると、成長してから、未来を自分らしくクリエイトすることを、自分で制限したり躊躇しまうようになります。

というのも、この良い子の呪縛にはまると、「本当に自分がどうしたいか?どう感じているか?」ではなく

「どうしたら褒められるか?何が良い子なのか?何が正しいのか?怒られないか?」

で、目の前の事を判断しがちになるからです。

(この呪縛は、実は、先祖から代々「無意識に」受け継がれて続いてきています)

つまり、ハウツーの教育テクニックとしての「褒める」を表面的に受け止めて、使い間違うと、未来を自分らしく創造的に作り出す相手の能力も一緒に潰してしまう可能性があるのです。

それでは、家庭・夫婦でも、仕事でも、育児・教育でも、相手を褒めて活かす「褒め方」と殺す「褒め方」は、何が違うのか?

実際は「褒める」ことが悪いのではなく、「褒め方」の問題です。(叱るも同様です)

それでは、ここで一瞬目を閉じて
「誰かが明らかに、あなたに何かをさせよう、何かをさせよう、と思って、褒めてくれる瞬間」
を想像してみてください。
そうすると、「ん??なにかちょっとひっかかるような・・・」という感覚があるのではないでしょうか?

たとえば、よくありがちな
「いい子だから~~しようね~」「~~する子は、いい子だよ~(だからやってね)」
と良い子を強調して、(できてない)何かをやらせようとするのは、褒めているのではなく、思い通りにコントロールしようといていることが多いのです。

ちなみに、「いい子だから~しようね」「~する子は、いい子だよ」を
そのまま大人の場面に当てはめてみると理解しやすいので、そうしてみると・・

(例)忙しくて家の部屋が散らかっている時、夫が妻のあなたに

「部屋が散らかってない妻が、良い妻だよね」(だからやれよという暗黙プレッシャー)

(例)育児と仕事と家事で忙しい日々を送っている時、配偶者があなたに

「君は良い奥さんだから、育児もひとりでこなせるよね」

(例)妻が夫に

「家事や育児をもっとする男は、良い男だよね」
「あなたは良い夫だから、もっと稼げるわよね」

と言ってきたらどうでしょう?

「相手を思い通りにコントロールしてやろう」というような意図が強いと、

コントロール>褒める

となり、「コントロールするツール」のひとつとしての褒めるであって、コントロールのほうが全面に感じられます。
(それが本意なので仕方ないですね)

そんな大人が使うとおかしな言い方を、子供に平気で言いまくっても、子供は「そんな言い方おかしくない?」と言う事ができません。(たとえ言っても「おかしくない!」で済まされるはず)

さらに大人に当てはめると、おかしな例でいうと、

よく聞く「●●するなんて、悪い子!」「●●するなんて、ダメね」という言い回し。

ひとつ何かが出来なかっただけで、いきなり「悪い子」「ダメ(な存在)」といいますが、
大人だって、ひとつ何かができないだけで「悪い人」「ダメな人」とまでは言われないものです。

会社でこんな人格否定を互いに言い合っていたら、人間関係が崩壊すること間違いなしですが、
意外と親は子供によく言ってしまいがちです。

それが続くと、子供の心の中ではセルフイメージが低くなり、さらに
「嫌われないためには、認められるためには、ダメといわれないためには、~~するしかないんだ・・」
という思考になっていくのです。

その瞬間から、「自分が本当はどう感じるか?どうしたいか?」を無意識に、抑圧しはじめます。

自分を否定されないために、本当の自分を無視してでも、良い子を演じなければ・・
という意図が、無意識に子供の中で育っていくわけですね。

だからといって、大人からみれば、日々十分に色々な事をやらかしているのですが・・・。^^;

大人の視点からどう見えるか?と、子供が実際どう感じているか?は全く別のものです。

だから、うちの子は良い子じゃないから大丈夫と思っている人のほうが、子供の本心を見落としがちな傾向はあるかもしれませんね。

ここで、褒めるときに大事なポイントはいくつかありますが、まず、今日覚えておいて欲しいのは

1)「大人に言うと、この言い方(文章)ってどうだろう?」と一度考えてみる事。

大人相手なら、相手を傷つけてしまうはずので、絶対そんな言い方しないな~、と思うような言い方は、子供でも深く傷つきます。

また、大人に当てはめたら、おかしな褒め方だぞ(というか、褒めてないし・・)と思うような
「コントロール褒め」は、子供の未来を萎縮させてしまいかねないので、十分気をつけましょう。

ちなみに、「旦那(恋人)を褒めているのに、うまくいきません」という人の褒め方を聞くと、
大体この「コントロール褒め」になってしまっています。
(本人はコントロールしたいばかりなので、その点になかなか気付かないのだと思いますが)

逆に、パートナーと仲が良い人達は、褒めるのが上手だな~と思う人が多いのですが、これも納得です。

そういう意味では、教育や子育てだけでなく、男女や夫婦の間などでも同じことがいますし、
褒め方で人間関係がよくなるかわるくなるかも左右されますので、褒め方の理解が
深まれば深まるほど、人生に使えるスキルだと思います!^^

実は、コントロール褒めにならないためには、他にもいくつか抑えておいてもらいたいポイントがあります。

というわけで、この続きはこちらから。
「自信がない原因」は「褒められた事」にあり!?子供を褒めて活かす親、殺す親Part2

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