自分を世界を受け入れる「ありのまま」で、世界を魅了する

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

海外では、宗教の話についてよく聞かれます。
あなたは、外国人にそれを聞かれたら、なんと答えていますか?(または何と答えますか?)

アメリカ在住の日本人のお友達が、アメリカ人に宗教を聞かれた時の話が、新しい日本人のあり方を示しているようでいいなと思いました。

「日本には、やおよろず(八百万)といって、八百万の神々がいると伝えられていて、海外の神様がいても、それを(自分が)良いものだと思えば、レスペクト(尊重)するんだよ。だから自分は海外の神様もレスペクトしていて、例えば、自分が(地域の)教会に行っても自分にとっては何もおかしいことはないんだ。^^」

その(神道らしき)スタンスをしっかり表明した上で、彼の家族は、地域の教会にも時々顔を出して、近所の人達と仲良くなっていっているんだとか。^^

私も、アメリカの大学院にいた時はSHINTO的スタンスを表明していたけど、それこそ興味を持たれました。
なぜなら、世界の大半は一神教だからです。
「みんなが日本人みたいだったら、宗教戦争は起きないのにね」と言われたし、日本人はそれを誇りにすべきねと言ってくれる人もいました。^^

過去、一般的な多くの日本人が海外で宗教を聞かれてやること(やってきたこと)は、大抵ふたつで

1)日本人に対して答えるように、別に何も信じてない・・と言う
  (その割に、初詣に行くし、困ると神頼み!?)

そこから少し知恵がついて、(西洋では)何も宗教を信じていないというとアブナイと思われると分かってくると

2)とりあえずBuddhismと答えておく
  (仏教の宗派もよく知らない上に、神社とお寺の区別がついていない人もいるけど)

でも、敬虔な仏教徒とかでない限り、仏教に関する質問には全然答えられない。(そうやって目の前の相手に合わせ、適当に自分を偽っている人を魅力的だと思う人はいません)

それより、大半の日本人はこうやって海外で堂々と自分達のスタンスを伝え、自然や色々な現地の神様にも手を合わせる心を持つ、
日本人の「ありのまま」でいたらいいんじゃないかなぁと私は思うのです。^^

無理に相手の概念に合わせずに、一神教でないあり方も堂々と見せていく。
それが大半の一神教の人達にとって、新鮮で興味深いのだから。

びっくりされようが、そういうあり方もあるんだよーって、「言葉」と「姿」で伝えていく。

そして、あらゆる神様や生命を敬いレスペクトするスタンスをしっかり伝え、表現した上で、

一番大切にしているものは?と聞かれて

「平和」と答えられたなら、

そんな日本人が世界中にいたなら、

とても素敵だと思うし、(相手に合わせるより)日本に興味を持つ人が逆に増える気がするのでした。

そんな姿を見て「ああ、そういう考え方もあるのか!」と目から鱗を落とす(一神教の)人達は、この世にいっぱいいるのですから。

2012年は、

みんなが、そしてアナタが、もっと「自分らしく」「ありのまま」を受け入れながら、キラキラ輝く一年になりますように!^^


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