脳を勘違いさせて継続するコツ

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

セッションをしていると「なかなか続かなくて、継続が苦手なんです・・」
という相談をよく受けます。

そこで、よくよく話を聞いていくと、ある共通点があります。それは

●完璧主義である
●マイナスの自己暗示を自分にかけすぎている
●やり方が適切ではない(階段を一段づつ上ってない)

という点です。

継続できないという方は、ほとんど根が真面目な方ばかり。

100%完璧主義の方が多く、普段から100か0か、白か黒かで考える傾向があります。
そのため、出来なかった時に、自分を嫌いになったり責めすぎてしまいます。

たとえば、女性は生理前になると、心身が不調になる方が多いですよね。だから

「生理前になると、イライラして、やれない時が出てきて・・」

と、ここまでは、すごくよく聞く話なのですが、この後

「それで、また出来なかったと嫌になって、また元に戻ってしまって」
「どうして私って、継続できないんでしょうか、本当にダメです」

と話が続きます。

私が継続出来ている人を見ると、もっとニュートラルです。

人間の人生、色々なことが起こりますし、色々な日があるのが当然なわけで、
例えば「今日は生理前(もしくは他の理由)でどうしても辛いので、休もう」
と休息して、体調が戻った日から続けます。
これだからこそ!長い間続けられているのだと思うのです。

たまには休む日がありながらも長期間続けると、傾向と対策が見えてきます。例えば

生理前はどんなに頑張ってもいつも出来ない、と分かれば、潔く
「生理前は、やれなくても仕方ない期間」と決めてしまってフォーカスしないこと。
そのほかの日は続ければいいだけです。

それが、出来なかった日に「私ってダメだ」「本当に出来ない」と思って、そこへ時間とエネルギーを大量に積極的にどんどん使うと何が起こるか?

実はすごいことが起こるんですよ。知りたいですか??

その続きはまた次回~♪・・・とかだったら、嫌ですよね(笑)。

はい、話します。それはこんなことです。

ひとつめは、自分を責めることに積極的にエネルギーを使う&たくさん責められる体験をする事によって、心身の不調に自らトドメをさすかのごとく、自分の中のエネルギーが枯渇。
何もしたくなくなってしまいます。

ふたつめは、脳は、現実とイメージを区別しません。そのため脳に誤解を与えます。

つまり、出来ない自分を振り返り何十回もイメージするだけで、

<現実>
出来た回数:10回
出来なかった回数:1回

だったものが

<脳の記憶>
出来た回数:10回。
出来なかった回数:例えば30回

と、すり替わり、マイナスの体験を現実の30倍くらいしたように脳に記録されます。
ぎゃ~~。頑張った現実が、脳に記録される段階で(自分の手で)全然違う結果に・・。本当に勿体無いです。

ついでに「自分はダメだ」とずっと責めていれば、「自分はダメだ」「出来ない」という暗示も、何度も何度も繰り返し、強力に潜在意識に刷り込んでいます。

つまり、10回できて1回出来なかっただけなのに、潜在意識の中は自分で刷り込んだマイナスの経験+マイナスの自己暗示で溢れかえってしまうわけです。

せめて正確に記録するか、どうせ記録を変えて記録するなら、良い方向に記録を塗り替えたいものです。

体調不良やひどい疲れで出来なかったら
「今日は、~~なので休もう。こういうこともあるよね」と思った後、
寝る前にでも、「明日から続けている自分を何度もイメージ」したほうが、断然良い結果に結びつきます。
ベッドに入ったら、数十秒でも脳を良い方向に勘違いさせて寝ればいいのです!

●7~8割合格主義
 (7~8割出来れば、人間らしく継続できていると客観的に捉える事)
●出来ない時こそ、脳をプラスに勘違いさせる!(プラスの自己暗示)

これが大切。

3日坊主+一日だらけてしまう+3日坊主+1日休んでしまった・・・このサイクルだって、一年続けたら、立派な7~8割合格!

7割できたら8割、8割できたら9割と、段々アップしていくのはいいですが、常に10割なんて、生身の人間にはあまりに無理な目標です。

人間的なペースで、脳をプラスに勘違いさせて楽しくいきましょう(^-^)

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