● 年齢退行療法&GIFT 27歳 Mさん

カテゴリー: クライアントの声|個人セッション | 投稿日: | 投稿者:

自分を認めることができないMさん。自分の好きなもの(何を食べたいか?等)さえも分からなくなってきて、来談されました。
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催眠後、すぐに電車に乗る事がなんだか惜しくて、少し散歩をしてから帰りました。根本から揺らぐような不安に襲われる事がなくなったように思います。

手帳を買って、その日にした家事を書いてみました。頑張ったなぁと思ったら、シールを貼ります。乗り物恐怖症の方のお話で、桧良手さんに見せなきゃいけないから(毎日の宿題を)頑張って○を付ける方がいるというお話の時に、『確かに、誰かに見せなきゃと思うと続くな』と思い、途中からは主人に貼ってもらうようにしました。10個たまれば、少し大きなシールが貰えるという決まりにしました。何だか楽しみに記入しています。

あと、「ありがとう」と言われた方がルン♪となるというお話、目から鱗でした。つい癖で「ごめんね」といってしまう事がありますが、すぐにありがとうを付け加えます。

手帳にも『ごめんねよりもありがとう』と書いてみました。そうしているうちに、癖で謝りそうになる時にも、本当に今は『すまない場面』なんだろうかと一度立ち止まるようになってきました。そして、ありがとうの方が似合う場面だと思える時がありました。

焦らずに、少しずつ進みたいです。家族も、「焦らずいこうよ」「変わってきてるよ」と、その時に応じて声をかけてくれています。弱い部分も人に話していいのだと、最近気がつく事が出来ました。

前回お話ししたように1回目のセッション以来、あんなに治らなかった過食はピタリと止みました。どうしようもない不安に襲われて、いつも不安から逃げるために過食していました。
(※セラピーは過食を治す目的のセッションでありませんが、結果的にその後無くなったとのことでした)

セッションで、母の存在や私自身の存在を確認し未来の自分に出会い、過去の自分と母を許す気持ちと未来の力強い自分と、一体になることが出来ました。

そして、自分の感情が受け止められるようになってきました。自分の中に、以前は存在しなかった揺るがない力強さを感じることができます。

2回目のセッションは、またまた本当に役に立ちました。過去の彼と主人が重なって感じられ、見えない影にいつまでも脅かされていましたが、宇宙の彼方に捨てることが出来ました(笑)。

たまに不安になるときもあり、またあの感情が戻ってきたのではと慌てますが、よく考えて、妄想ならば心の中でデコピンをして丸めて投げ捨てるイメージをします。

不安になるよりも、自分自身の人生に興味が出てきました。以前とは違い、裏切られたら私も終わってしまうという考えは消えて潔い気持ちだけになりました。

とても生きやすくなってきました。自分の考えに気づく時間も以前より早くなって、したいこと食べたいもの好きなものが、すぐに分かるようになりました。

休んだ自分もダメな自分も、愛おしく思えるようになってきています。心も許してしっかり休めば、また立ち上がれることも少しだけ分かってきました。

もっと行動の範囲や自分の楽しみを広げ、他人への意識や緊張から解放されて、新しい世界や友人関係を持ちたいと思っています。

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Mさんからは、その後もご連絡があり、自分らしく色々な事に挑戦して、自分の世界を切り開いていっているようです。気付きをすぐに行動に移し変化していくMさんからは、過去の自信の無いMさんはもう見当たりません。ますます素敵になっていくMさんを応援しています。