今回の人生で、あなたが目指す「本当のゴール」を見つける方法

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

私が色々な社会人の相談にのる中で、すごく多い悩みのひとつ、それは
「やりたくない仕事をしているが、だからといって、やりたい事に飛び込めない」
「そうやって悶々と毎日過ごしていたら、(心身の)調子を崩してしまって・・・」
という相談です。

やりたい事をやらない理由は、年代別にみなさん同じ事を言うのですが、
20代は、3年(3~5年)続けないと分からないと思うので、もう少し続けます・・
30代になると、部下が出来たり、役職について責任が増してきたので簡単に辞められないので続けないと・・
40代以降になると、いまさら転職しようと思ってもできないので、続けるしか・・

こうして続けて、実際に体を壊しかかっている方から、体を壊した方まで色々お会いしてきましたが、
やりたくないことをやり続けている事への無力感やストレスは、その人に大きなインパクトを与えていると思います。

最近読んだ記事、
人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに関わる看護師さん達(http://youpouch.com/2012/02/06/53534/)によれば、死の直前、人はしっかり人生を振り返るそうです。
その際、患者たちが語る後悔には同じ事がとても多いそうですが、それは何だと思いますか?
特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったものトップ1とは?

私にとって、それはとても興味深いものでした。

もっとも多い後悔トップ1

それは、 「自分自身に忠実に生きれば良かった」。

これは「周りに望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔だそうです。
逆を返すと「自分らしく生きたかどうか」が、人間の最後にどれだけ大切か分かります。

そして、トップ2が、 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」。

仕事に費やしすぎて、家族や友人と一緒に過ごす時間が十分とれなかった、自分のやりたい事がやれなかった、という事のようです。多くの男性がこの後悔をするそうですが、私は現代の女性にも、これは確実に増えてきていると思います。

仕事を頑張って、役職もついて、給料もそれなりだけど
「私は、一体、何の為にこんな毎日必死に働いているのでしょうか?」
「行き先はどこなのでしょうか?」
という葛藤も、30代中盤以降の女性に増えてきます。

このトップ1&2は、多くの相談で多くの人が悩んでいる事そのものです。

本当にやりたい事がやれていない・・・
(仕事が)忙しすぎて、他の事ができていない・・・
何の為に突っ走っているのか分からない・・・
でも、働く。
そして、具合が悪くなる。
それを続ける。
そんな風に、日々の時間を過ごして、最後の後悔が「自分自身に忠実に生きれば良かった」だったとする。

例えば、その人生を金太郎飴にしてみると、どこを切っても、笑った金太郎は出てこなさそうです。

人生の途中も、山こえ谷こえ、自分が本当にやりたい事をやって(結果がどうあれ)最後は
「自分が生きたいように生きれた!」と思えば、どこを切っても、自分らしい顔の金太郎飴です。

そうなると、悩んだり落ち込んだ時期もまた、自分らしく生きた時間の一部だった、

そう思えるのかもしれません。^^

生き方は、死に方。死に方は、生き方でもあります。

あなたは人生の最期に、どんな表情で、どんな気分で、自分に何と言いたいでしょう?

実はそれが、今回の人生で、あなたが人生の最期に目指すところ=本当に望んでいるゴール、です。

人生のゴールは、それ以外の何ものでもありません。

ぜひ「自分らしさ」を追いかける時間を、大事にしてください。^^

そしてもっともっと、そんな時間を人生に増やしてください。

そうしたら、最後に素敵な笑顔が待っていることでしょう。^^


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