「嫌い」「合わない」で人生が見えてくる!

カテゴリー: コラム | 投稿日: | 投稿者:

「これが本当に自分に合うのか、合わないのか」
「これが私が望むものなのか、そうではないのか」

誰にでも、そんな風に自分の行くべき方向性が分からない瞬間があります。でも、これを誰かに相談するのは

「△△という料理を今度食べるかもしれないんだけど、私が食べたら口に合うかな、合わないかな?」
「今後△△という国に行くんだけど、その国ってすごく合ってるかな?どうなのかな?」

と聞く位、無謀な質問です。

この答えは、その人が自分で体験してみた結果、判明します。

気になる食べ物なら、何ヶ月も何年も「合うかな?」と悩む前に、食べてみる。
気になるダンスなら、何ヶ月も何年も「合うかな?」と悩む前に、踊ってみる。

そのほうが100年悩むよりも早く正確な結果が出るのに、人は「それをやってみて、合わなかったらどうするの?」「そうだったら無駄になる」と思ってしまう所があります。

この「合わなかった」という瞬間、ガッカリするか、やったね!と思うか、あなたはどちら派でしょう?

そもそも人生なんて、プロセスの連続でしかありません。
(ひとつゴールを達成すると、次の選択プロセスが押し寄せます)

だから、人生のほとんどが、選択プロセスの中にいる私たち。

10個候補があって、10候補が9になり、8になり、7になってくる=選択肢の絞込みが出来てきている、ということ。

10人気になる男性(女性)の中から、あの人は違った・・あの人は素敵・・と絞り込まれて、段々好きな人が見えてくる瞬間。

もう全部が候補に見えていた時よりも、明らかに前進状態!

だから取捨選択のプロセスで「好き(合う)と分かる」のも「嫌い(合わない)だと分かる」のも両方が前進ということ。

それに気付いているAさんにとっては、取捨選択の全部が楽しいプロセス。
「楽しいから、これは合ってるかも!」
「これは合わなかったので、一個消えたから、また前進♪」
これだとどこを切り取っても前進。そして前進すれば誰でも楽しいので、さらに前進が続いていきます。

逆に、好き・合ったはプラスの結果で、嫌い・合わないはマイナスの結果、という意味付けをしたBさんは、結果次第で、やたらと精神のアップダウンが激しくなります。

ひとつやふたつ試してみて、嫌いで合わないものが続くと「あ~やっぱり合わなかったのか・・・」「時間とお金の無駄ばっかりじゃん」とストレスが溜まるので、ついでにやる気も気力も喪失。

選択肢が絞れてきている事に目を向けないまま、いきなりのビッグホームランを狙うばかりに、すぐにホームランが出てこないなら止めたほうがマシ!!

というような、100か0か、今すぐOR永遠に来ない、というような極端な思考になってしまっているから、当然楽しくなく苦しいばかりなって、そうなったら、放り投げるのが人間の性。

Aさんのように、取捨選択を続けることでアレが合う、合わないがはっきりしてくると、情報がデータベース化されて蓄積されていくので、選択がラクになって無駄が減ってきます。

Bさんの場合は、合わない物にあたる度にイライラして、ストレスが溜まるわりにはデータが溜まらず、頭で考えるけど納得した答えが出ない・・・ということになります。

でも・・・こんなこと書いている私も、実は昔はBさんでした!

そこで、昔の私がとった策は、これ。
自分ひとりでできないなら、誰かを巻き込む作戦を決行!
同じように自分探しをしている友達Mちゃんに、月に1回進捗を報告するランチを持ちかけて、一緒にやることにしました。
最初のランチで、以下を相互確認。
●競争(比較)ではなく、応援しあいながらゴールまで前進し続けるためにやる!
●本気で「もうこのサイクルから抜ける」と決意し、この会議を「報告会議」として「出来なかった報告会議」のような足の引っ張り合いには絶対にしない

そして、自分の候補リストから消えた事、やってみて合わなかったと感じた事も、前進とし
「今月はこれを試して、2つも消えた、前進!!」
「すごい、それは相当前進してるね~」
と喜び合いながら、美味しいランチを食べる会を継続。お互い励ましあって盛り上げていきました。

そうなると、毎月報告があるので、(最初の1~2週間怠けたとしても)直前の2週間は本を読むなり、セミナーに行くなり、どこかにアプローチするなり、何らかの行動をして、報告ネタを作ろうと努力します。
ですから、行動も2倍3倍となって、取捨選択も2倍3倍のスピードで進んでいきました。

その結果、その毎月の報告会を始めて半年位経った頃に私が、1年位経った頃にはMちゃんも自分の道をガッツリ見つけ、いまではそれぞれが自分らしく、仕事も人生も充実して楽しく過ごせるようになりました。

あの時、「あ~また合わなくてダメだった~」と言い合って、前進を諦めていたら、ふたりとも今の自分は無かったと断言できます。

もし今後、このやり方を試してみたい人は、同じ志の人を見つけて、上記の2つの●と、以下の●

●どちらかが先に見つかる事が多いですが、ふたりとも見つかるまでは、一緒に励ましあうこと

の3点に基本合意したら、あとは、どのペースでどのように報告しあうかを決めるだけ。美味しいランチやお食事も盛り込むと楽しさ倍増ですので、ぜひ試してみてください。

プロセスを楽しむ事が、続くコツです(^-^)

良いライバル兼仲間になることで、良い刺激をもらえますし、応援されますし、情報交換もできて、落ち込みそうな時も支えられ、前進も加速度的に早くなって楽しい方法です。

そして、ひとりで自分探しをする人も、「嫌い」「合わない」と分かったら、それは間違いなく一歩前進の瞬間。

「ひとつ消えて今日も前進したから、ケーキでも食~べよ」
と言いながらケーキと食べ、
「ひとつ消えて前進前進♪」
と声に出してみると、なんだか前進感が出てくるもんです。

候補リストから消えた「合わない理由」も、溜まってこれば貴重な情報。「そうか、こういうのはいつも嫌いなのでは?」と判明するための、役立つ資料間違いなし!

だから、自分探して、何かが「嫌い」「合わない」と分かったら、私はお祝いしたいと思います。

「ひとつ消えた?一歩前進おめでとう!!」と(^-^)。


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